NECは上場来高値に迫る、第3四半期好調、通期では主事業が一段と伸びる形とし注目強まる

■国内の企業向け・官公庁向けが好調

 NEC(日本電気)<6701>(東証プライム)は1月31日、再び出直って始まり、取引開始後に9320円(223円高)まで上げた後も9200円前後で売買され、約1週間前につけた実質的な上場来の高値9468円に手の届く位置で上値を指向している。30日の15時に発表した第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計、IFRS)の営業利益が前年同期比22.3%増加するなど大幅増益となり、通期予想は据え置いたが、セグメント別の年間予想を主事業の「ITサービス」が伸び「その他」が鈍化する形に修正したことなどが好感されている。

 第3四半期累計の営業利益は698.15億円だった。据え置いた通期の予想営業利益は2200億円。同社の売り上げ、収益は年度末の第4四半期の割合が大きく、「売上収益は国内の企業向け・官公庁向けが好調に推移」「年間予想の達成に向けて順調な進捗」(補足資料)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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