ホンダ、茨城県常総市でCIマイクロモビリティの一般向け自動走行技術実証実験を開始

■歩車共存エリアや一般道との交差点も自動走行

 ホンダ<7267>(東証プライム)は、2024年2月から茨城県常総市の「アグリサイエンスバレー常総」で、一般向けのCIマイクロモビリティの自動走行技術実証実験を開始すると発表。CiKoMa(サイコマ)と呼ばれる搭乗型マイクロモビリティの自動走行体験と、WaPOCHI(ワポチ)と呼ばれるマイクロモビリティロボットの追従・先導走行体験を提供する。

 CiKoMaは、高精度地図を必要とせず、カメラで周辺環境を認識しながら自動走行する技術を搭載している。2023年10月からは、アグリサイエンスバレー常総において、安全監視員が同乗しながら自動走行の技術検証を行っており、歩行者・自転車との混合空間である「歩車共存エリア」での自動走行、および一般車両との譲り合いによる一般道との交差点の自動通過を実現している。今後は、2024年中に遠隔監視システムを確立し、関係省庁との認可交渉を経て、2025年中の無人自動走行の実現を目指していく。

 WaPOCHIは、ユーザーの特徴を記憶・認識し、荷物を載せて人混みの中でもユーザーを追従もしくは先導するマイクロモビリティロボット。今回新たに追加した先導走行機能では、ユーザーの振る舞いから進路を予測することで、適切な間隔を保ちながらユーザーの行きたい方向に自動で走行する。

 ホンダは、CIマイクロモビリティを、高齢化やドライバー不足といった社会課題の解決に貢献する新たな移動手段として、今後も開発を進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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