古野電気の魚群探知機が水産業の近代化に貢献、「IEEEミルストーン」に認定、世界初の商品化が評価

■戦後日本のタンパク質不足解消に貢献、漁獲量飛躍的向上の立役者

 古野電気<6814>(東証プライム)は1949年に世界で初めて魚群探知機を商品化した功績が評価され、電気・電子技術の国際組織IEEEから「IEEE Milestone」の認定を受けたと発表。4月25日にはIEEEのキャスリーン・クレイマー会長らが同社西宮本社を訪れ、贈呈式が行われた。

 IEEEミルストーンは1983年に創設された歴史的な技術革新を認定する制度で、これまでに世界で約260件が認定されている。古野電気の魚群探知機は、超音波を利用して魚群を探知する技術を実用化し、漁業の効率化に革命をもたらした。この技術は戦後のタンパク質不足解消にも寄与し、現在では世界中の漁船に搭載されている。

 古野幸男社長は「創業者の精神を受け継ぎ、今後も社会発展に貢献したい」と語った。同社は1948年の創業以来、舶用電子機器分野で独自技術を開発し、現在では世界90カ国以上で事業を展開している。今後も技術革新を通じて安全安心な社会の実現を目指す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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