日本調剤が出直り強める、発行株数の3%超の100万株を消却へ、株式価値の向上を好感

■第3四半期決算は薬価改定の影響あったが売上高9.1%増加

 日本調剤<3341>(東証プライム)は2月20日、出直りを強めて始まり、取引開始後は4%高の1482円(51円高)まで上げて2024年に入ってからの高値に顔合わせしている。19日の17時に自己株式の消却を発表し、消却株数を発行済株式総数の3.12%に当たる100万株としたことなどが好感されている。消却日は2024年2月29日付(予定)で消却するとした。この分だけ株式価値が向上する。

 第3四半期決算は1月31日に発表済みで、薬価改定の影響や販売品目数の減少などはあったものの、好調な調剤薬局事業の寄与により、連結売上高は前年同期比9.1%増加、営業利益は同12.4%増加などと好調だった。主力の調剤薬局事業では、インフルエンザ等の感染症流行による処方箋枚数の増加に加え、前期出店の38店舗及び今期出店の26店舗が寄与した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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