三井住友FGなど朝寄り後に連日高値、マイナス金利解除の予想や高配当を意識

■半導体株人気が復活すると伸び悩むが折に触れて物色強まる期待

 三井住友FG(三井住友フィナンシャルグループ)<8316>(東証プライム)は2月20日、一段高で始まり、取引開始後は8258円(73円高)まで上げて2008年以来の高値を3日続けて更新している。日銀によるマイナス金利政策の解除予想や高配当を意識した買いなどが買い材料視され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)も朝寄り後は高値を更新した。

 半導体関連株の物色が復活する様子のため朝高後は伸び悩んでいるが、グロース株(半導体株など)とバリュー株(銀行、鉄鋼株など)の循環物色の動きと合わせ、大手銀行株への物色人気は折に触れて強まるとの見方がある。

 マイナス金利政策の解除は3月の日銀会合以降になるとの観測もあるが、19日の短期金融市場では1年物のTB(トレジャリービル:政府短期証券)の入札でマイナス利回りでの応札が減ったと伝えられるなど、金融市場では解除を先取る動きが強まってきたとされる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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