【株式市場】前場の日経平均は161円安、円高などで朝方の350円高から値を消す

◆日経平均は3万8636円12銭(161円39銭安)、TOPIXは2646.99ポイント(10.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億2187万株

 3月13日(水)前場の東京株式市場は、NY市場でのエヌビディア急伸7%高やダウ235ドル高などを受け、半導体関連株や生成AI関連株、自動車、大手商社株などが軒並み反発して始まったが、朝寄り後に値を消す銘柄が目立った。日銀の金融政策「正常化」観測や円高が逆風とされ、東京エレク<8035>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は堅調に推移したが伸びきれなかった。NEC<6701>(東証プライム)や住友鉱<5713>(東証プライム)も高いが一進一退。日経平均は寄り後に350円29銭高(3万9147円80銭)まで上げ、その後は次第に値を消して午前10時40分頃に223円61銭安(3万8573円90銭)まで下押したが、前引けにかけては回復傾向となった。

 米エヌビディアの急伸7%を受け生成AI関連を買い直す動きが強まり、さくらインターネット<3778>(東証プライム)は一転ストップ高となり前日までの連日ストップ安から急反発。Gunosy<6047>(東証プライム)は生成AI関連サービスが材料視され2日続伸。クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)も出直り継続。LABOLO.AI<5586>(東証グロース)も大幅出直り。アウンコンサルティング<2459>(東証スタンダード)はSEO支援新サービス発表などでストップ高。ナガオカ<6239>(東証スタンダード)は増配と自社株買いで急伸高値。地域新聞社<2164>(東証グロース)は業績回復期待などに地元系ピーナッツダラー筋が注力とされ急反発のストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2187万株、売買代金は2兆2142億円。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は433銘柄、値下がり銘柄数は1173銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、非鉄金属、保険、電力ガス、石油石炭、ゴム製品、水産農林、陸運、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る