若築建設は昨年5月以来の高値に進む、業績・配当予想の増額修正など好感

■創業以来「海洋土木」技術が核、能登半島地震の復興需要への期待も

 若築建設<1888>(東証プライム)は3月14日、3日続伸基調の一段高となり、前場5%高の3735円(190円高)まで上げて2023年5月以来の3700円台に進み、後場も14時を過ぎて3720円前後と高値圏で推移している。旧社名が若松築港建設で、創業以来「海洋土木」技術を事業の核とし、3月11日の夕方に業績・配当予想の増額修正などを発表、以後、連騰相場になっている。能登半島地震の復興需要への期待も強いようだ。

 2024年3月期の連結業績・配当予想を全体に増額修正し、営業利益は23年11月に開示した従来予想を20.8%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.8%上回る見込みに見直した。複数案件での設計変更にともなう請負金額の増加により完成工事高の増加が想定され、完成工事総利益率も前回業績予想を上回る見通しであること、及び円安による為替差益の計上などによる。3月期末配当は1株につき従来予想比20円増の120円の予定(前年同期比でも20円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る