雪印メグミルクは2020年以来の高値に進む、政策保有株の縮減、増配など好感され2日続けて大幅高

■今3月期末配当は従来予想比20円増の80円に増配

 雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は3月15日、一段高で始まり、取引開始後は6%高の2640円(159円高)まで上げ、2020年10月以来の2600円台に進んでいる。13日の夕方に発表した有価証券売却益112億円の計上と今期の利益予想の上方修正、期末配当の増配が引き続き好感されている様子で、2日続けて大きく上げている。

 有価証券の売却は、政策保有株式の縮減と資産効率化を図る目的で行ったとしたため、損保各社が2月に打ち出した「持ち合い解消」の動きに続くものとして注目が強まった。売却益112億円を今期・2024年3月期に計上する。これを受け、今3月期の連結業績予想のうち、親会社株主に帰属する当期純利益を従来予想比56.6%引き上げ191億円の見込み(前期の2.1倍)に見直した。今3月期の期末配当は従来予想の1株60円から同80円の予定(前年同期比20円の増配)に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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