【株式市場】日経平均は72円高だが取引時間中の高値と終値での高値を2日続けて更新

◆日経平均は4万888円43銭(72円77銭高)、TOPIXは2813.22ポイント(17.01ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億2481万株

 3月22日(金)後場の東京株式市場は、前場上げたホンダ<7267>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)、三菱地所<8802>(東証プライム)などが高値もみ合いに転じ、半導体関連株には軟化する銘柄もあったが、個別物色は旺盛。円安と証券会社の投資判断を受けて横浜ゴム<5101>(東証プライム)が一段と上げ、13時に増配を発表したトーメンデバイス<2737>(東証プライム)も一段高。日経平均は取引開始直後に101円52銭安(4万714円14銭)まで小安くなったが、昼の時間帯に伝えられた日銀総裁の衆議院での発言が影響したもよう。すぐ回復し、14時過ぎには4万1000円台に乗り、大引けはやや値を消したが4日続伸。取引時間中の高値と終値での高値を2日続けて更新した。

 後場は、楽天銀行<5838>(東証プライム)が一段と上げマイナス金利解除後の銀行株高に乗るとされ株主優待の開始も好感。名糖運輸などの持株会社C&Fロジホールディングス<9099>(東証プライム)は丸和運輸機関などの持株会社AZ-COM丸和ホールディングス<9090>(東証プライム)からのTOB(株式公開買付)で朝急伸したまま大引けまでストップ高買い気配。イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)は21日発表の2月の月次動向が材料視され2日連続ストップ高。ジーダット<3841>(東証スタンダード)は記念配当が好感され急伸。ACSL<6232>(東証グロース)は防衛相部品の受注など材料視され2日連続ストップ高。INFORICH<9338>(東証グロース)はモバイルバッテリーのシェアリング事業を行う豪社の株式取得など好感され2日連続ストップ高。yutori<5892>(東証グロース)はコスメの新ブランド開始など好感され一段高。

 新規上場のジンジブ<142A>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま値上がりする場合の本日上限の4025円の買い気配(公開価格1750円の2.3倍)となった。

 東証プライム市場の出来高概算は19億2481万株(前引けは9億7481万株)、売買代金は5兆タウンニュース社<2481>(東証スタンダード)億円(同2兆6526億円)。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は1083(前引けは994)銘柄、値下がり銘柄数は520(同607)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、銀行、輸送用機器、水産農林、空運、倉庫運輸、不動産、電力ガス、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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