ナカボーテックが急伸、業績・配当予想の大幅な増額修正を好感、営業利益は32%上振れる見込みに

■今3月期末配当は230円(従来予想比50円増)に見直す

 ナカボーテック<1787>(東証スタンダード)は3月26日、急伸相場となり、午前11時にかけて16%高の6250円(870円高)まで上げて2022年7月以来の6200円台に進み、後場も5900円(520円高)前後で売買され、出来高が増加している。鉄骨構造物などの防触エンジニアリング会社で、25日の17時過ぎに2024年3月期の業績予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが優勢となった。

 2024年3月期は、主力港湾事業が好調であった昨年度からの反動により微減となる見通しだが、地中等その他事業は堅調に推移し、また、主要原材料価格が軟化に転じるなどもあり、24年2月に開示した従来予想を売上高は3.8%、営業利益は32.2%、純利益は同27.0%各々上振れる見込みへと見直した。また、配当予想(期末のみ実施)は、24年3月期の期末配当予想を1株230円の予定(従来予想比50円増)とし、好感されている。

 24年3月期の期末配当や優待を確保する買付期限(権利付最終日)は3月27日になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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