トリケミカル研究所は半導体関連株の出直り活発化など受け3日続伸、再び増額修正の期待

■「最先端半導体向け中心に需要旺盛」(先の四半期決算)のため注目強い

 トリケミカル研究所<4369>(東証プライム)は10月25日、3日続伸基調となり、午前10時過ぎには2228円(97円高)まで上げ、今年9月20日以来、約2ヵ月ぶりに2200円台を回復している。化合物半導体の材料となる有機金属材料の研究開発と提供を行い、8月に発表した第2四半期決算が営業利益31%増加などと好調で、このところの米半導体株指数SOXの連日高、半導体関連株の出直り活発化などを受け、業績拡大期待が再燃している。

 8月に発表した第2四半期決算(2022年2~7月・連結)は、「最先端半導体向けを中心に需要が旺盛」「円安に推移したことによる利益面でのプラス等」により、売上高が前年同期比22%増加し、営業利益は同31%増加。今1月期の予想を増額修正した。この今期予想の増額修正では、第2四半期の状況を受けて修正するが下半期の業績予想は期初想定を据え置くとした。下期の動向によっては再び増額修正を行う可能性がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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