リボミック、軟骨無形成症治療薬の第Ⅱ相試験で有効性確認

■年間身長伸展速度が平均+1.4cm改善

 リボミック<4591>(東証グロース)は3月10日、軟骨無形成症治療薬「umedaptanib pegol(抗FGF2アプタマー)」の国内第Ⅱ相臨床試験に関する主要評価項目の総括報告を発表した。小児軟骨無形成症患者(5~14歳)を対象とした同試験では、年間身長伸展速度(AHV)の変化量を主要評価項目として有効性と安全性を評価し、全データの集計・解析が完了した結果、有効性を支持する結果が得られた。

 試験では2つのコホート(低用量群0.3mg/kg、高用量群0.6mg/kg)に計12名が登録された。途中休薬者1名を除く11名を解析対象として評価した結果、投与前の観察期間と比較した年間身長伸展速度の変化量(ΔAHV)の平均は+1.4cm/年となり、探索的解析で統計学的有意差(p=0.04)が確認された。低用量群では5名中3名、高用量群では6名中5名でAHVが改善し、最大で+5.0cm/年の顕著な増加も確認された。

 安全性面では、注射部位の疼痛や腫脹、頭痛、関節痛、知覚過敏などの有害事象が報告されたが、いずれも短期間かつ軽微であり、重篤な有害事象は確認されなかった。同社は同結果について、軟骨無形成症治療薬としての概念実証(POC)を支持する成果と位置付けており、詳細解析結果は医学専門誌へ投稿予定としている。今後は第Ⅲ相臨床試験の治験申請を提出する予定で、なお同件による2026年3月期業績予想への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  2. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  3. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  4. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  5. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  6. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る