テックファームが急騰、AI活用の3Dモデル生成技術で新サービス開始

■撮影時間とデータ容量を大幅削減、多業界への応用に期待

 テックファームホールディングス<3625>(東証グロース)は4月22日、51円高(10.02%高)の560円(10時7分)まで上げて急反発している。同社は本日10時、AIを活用した「3D Gaussian Splatting」技術による3Dモデル生成ソリューションの提供を開始した。この技術は、人の髪の毛や表情、衣服の素材感など細部までの再現が可能であり、撮影時間およびデータ容量も大幅に削減される。アパレル、エンタメ、各種メーカー、ペット業界など多岐にわたる分野での導入が見込まれている。

 「3D Gaussian Splatting」は、ECサイト上での商品体験向上を目的として開発された。従来の「フォトグラメトリ」技術と比較して、3D生成精度が向上し、撮影時間は3600分の1、データ容量は約7割削減された。ブラウザ表示用の3Dビューワーも開発され、ECサイトに実装済みである。

 同社は、2020年に3Dモデルを利用する事業者向けのプラットフォームサービスを提供開始し、2022年にはフォトグラメトリ技術を用いた3Dコンテンツ生成サービスをスタートした。最新技術「3D Gaussian Splatting」の実用化に成功し、今後も3Dモデルの活用支援を続けていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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