【株式市場】前場の日経平均は25円高、朝方の315円安を下値に切り返す

◆日経平均は3万8299円71銭(25円66銭高)、TOPIXは2732.33ポイント(2.93ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億244万株

 5月2日(木)前場の東京株式市場は、米FOMCの金利据え置きを受けた円高や、NASDAQと半導体株指数の2日続落などを受け、半導体関連株が総じて軟調に始まったが、レーザーテック<6920>(東証プライム)は決算内容などが好感されて朝寄り後を除き続伸基調を保ち、トヨタ<7203>(東証プライム)は朝寄り後を下値に持ち直して小高くなるなど、底堅い銘柄が目立った。米投資ファンドの接近が4月末に伝えられた住友商<8053>(東証プライム)が再び最高値を更新し、大手商社株が軒並み高。伊藤忠<8001>(東証プライム)は旧・ビッグモーターの新発足もあり最高値を更新。三井不<8801>(東証プライム)は築地跡地再開発などで高い。日経平均は朝寄り直後の315円86銭安(3万7958円19銭)を下値に持ち直し、前引け間際には26円70銭高(3万8300円75銭)まで上げ、前引けも堅調だった。

 AOKIホールディングス<8214>(東証プライム)が一気に6年ぶりの高値に進み業績予想と配当予想の増額修正を好感。北海道瓦斯<9534>(東証プライム)は株式5分割など連日好感され上場来の高値。フォーバル・リアルストレート<9423>(東証スタンダード)は次第に上げ幅を広げてストップ高となり連休明けの13日に予定する決算発表に期待の見方。日本パワーファスニング<5950>(東証スタンダード)は上位株主の積水ハウス<1928>(東証プライム)が自動車部品企業に保有株を譲渡と発表したことなどで期待強まるとされ急伸。売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は「Vポイント」関連事業への期待再燃とされ再び動意づき出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は7億244万株、売買代金は2兆888億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は593銘柄、値下がり銘柄数は982銘柄。

 東証33業種別指数は13業種が値上がりし、卸売り、電力ガス、不動産、保険、医薬品、建設、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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