【株式市場】日経平均は大引けにかけ432円安となり大幅反落だが好業績株などは高い

株式

◆日経平均の終値は2万2271円30銭(423円36銭安)、TOPIXは1675.44ポイント(27.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億17万株

チャート12 10月15日後場の東京株式市場は、前場に続いて日米貿易協議で自国通貨安への誘導などを制限する「為替条項」を要求される可能性が心理的な手控え感をもたらしているとされ、ダイキン工業<6367>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)などがジリ安傾向を続け、日経平均は14時頃まで350円安前後(2万2350円前後)をはさんで小動きを続けた。大引けにかけてはパナソニック<6752>(東1)などが値を消し、日経平均も432円74銭安(2万2261円92銭)まで一段安となる場面があり、再び大幅に反落した。前場は高かった日経JASDAQ平均も軟化し、東証2部指数、マザーズ指数も安い。

 後場は、パシフィックネット<3021>(東2)が業績の大幅拡大見通しなどで一段と出直り幅を広げ、チームスピリット<4397>(東マ)は正午に8月決算と今期の大幅増益見通しを発表しストップ高。バリューデザイン<3960>(東マ)は消費税の軽減分をキャッシュレスでの購入に限ってポイントで還元する構想が材料視されて出直りを拡大。カーディナル<7855>(JQG)もカード需要の拡大などに期待が広がり下値もみ合い圏から出直りを強めた。

 東証1部の出来高概算は14億17万株(前引けは6億6885万株)。売買代金は2兆5945億円(同1兆1587億円)。1部上場2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は223(同455)銘柄、値下がり銘柄数は1852(同1594)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は前引けと同様に2業種(鉱業、空運)にとどまり、値下がり率の小さい業種をみると、医薬品、海運、水産・農林、石油・石炭、鉄鋼、保険、ゴム製品、卸売り、パルプ・紙、などとなった。(HC)

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