旭化成がリチウムイオン二次電池のノーベル賞候補で期待高

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◆同社の研究者で顧問の工学博士・九州大学客員教授・吉野彰氏がリチウムイオン電池を発明

 旭化成<3407>(東1・売買単位千株)は874.3円(24.1円高)まで上げて出直りを強め、約1週間ぶりに870円台を回復している。日本時間の5日夕方から今年のノーベル賞の受賞者の発表が始まり、日本人の受賞候補者として、同社の研究者でリチウムイオン電池を発明した現・顧問の工学博士・九州大学客員教授・吉野彰氏も有力と伝えられて注目されている。

 同社ホームページによると、吉野彰氏は、リチウムイオン二次電池の原型を世界で初めて考案し、1983年に第一号電池を試作した。現在、同社はリチウムイオン電池用セパレータで世界最大のシェアを持ち、9月28日付でリチウムイオン二次電池用セパレータの設備増強を発表した。

 今年のノーベル賞の候補者としては、トムソン・ロイターが9月下旬に発表した候補者18人の中に、日本人としては生理学・医学賞で大阪大学の坂口志文特別教授、京都大学の森和俊教授が入ったと伝えられた。

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