【株式市場】日経平均は329円安、後場国内金利が一段と強含み米エヌビディアの決算発表を控え様子見

◆日経平均は3万8617円10銭(329円83銭安)、TOPIXは2737.36ポイント(22.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億4459万株

 5月22日(水)後場の東京株式市場は、国内長期金利の指標となる10年国債利回りが一段と強含んだことなどを受けて模様ながめ気分が漂い、自動車株や大手不動産株、商社株などに一段軟化する銘柄がみられた。半導体関連株は米国時間の22日に決算発表を予定する半導体大手エヌビディアの業績を見極めたいとされ、総じて軟調となり、中でディスコ<6146>(東証プライム)はしっかり。不動テトラ<1813>(東証プライム)は投資ファンドの保有判明とされ一段ジリ高。日経平均は前引けと同水準で始まったが13時半頃から一段軟化し、長期金利が2013年以来の1%台に乗ったとされて様子見。14時過ぎに353円99銭安(3万8592円94銭)まで下押し、大引けは幾分持ち直したが2日続落となった。

 後場は、シャープ<6753>(東証プライム)が一段と上げて決算発表後の下げの倍返しを達成、テレビ用液晶事業の終息が好感され投資ファンド接近説も。オイシックス・ラ・大地<3182>(東証プライム)は野菜高騰が買い材料とされ中盤にかけて一段高。フルヤ金属<7826>(東証スタンダード)も一段と上げ、筆頭株主が田中貴金属工業のため金相場の21日まで5日連続最高値など材料視の様子。イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)も一段と上げ物流・運輸業界のM&A活発化の可能性を材料視。京極運輸<9073>(東証スタンダード)は大引けまで買い気配のままストップ高。Kudan<4425>(東証グロース)は買い気配で始まりストップ高となり製品が米ロボット企業に採用など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は15億4459万株(前引けは7億5976万株)、売買代金は3兆8360億円(同1兆8955億円)。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は390(前引けは486)銘柄、値下がり銘柄数は1214(同1110)銘柄。

 東証33業種別指数は3業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、値上がりした業種は、証券商品先物、保険、情報通信だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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