エレベーターを超える?ドローンによる新配送法

■ドローンによる高層マンション内配送の有効性を数理モデルで解明

 東京大学と三井不動産<8801>(東証プライム)による共同研究チームは5月22日、高層マンション内でのドローンによる垂直配送システムの有効性を数理モデルにより解明したと発表。このシステムは、エレベーターに比べて消費電力と待ち時間を削減する可能性がある。災害時の物流支援や日常の配送効率化に寄与することが期待される。

 従来のエレベーターによる配送は、災害時の利用不可や日常の配送需要増加による待ち時間の長さが課題であった。そこで、ドローンを活用した新たな垂直配送システムが提案された。このシステムは、専用空間を設け、各階に設置されたポートで荷物を配送する。

 研究チームは、荷物の脱着や上下飛行、バッテリー交換などのプロセスを含む数理モデルを構築し、モンテカルロ・シミュレーションを用いて分析を行った。その結果、一定の需要レベルまではドローンを用いた配送がエレベーターよりも迅速かつ省電力であることが明らかになった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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