JAL・ルーフィ・J-AIR、特産品の鮮度維持を目指す新サービス「J-AIR直鮮サービス」を開始

■地域特産品の空陸一貫輸送で鮮度維持、2024年問題の物流課題に対応

 日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)は6月10日、ルーフィとの協業である空陸一貫輸送サービス「ハコJET」を発展させ、特産品の鮮度維持を目指す新たな配送サービス「J-AIR直鮮サービス」を6月17日から開始すると発表。これは、大阪国際空港(伊丹)を拠点とするジェイエア(J-AIR)のエンブラエル型機材を利用して運航される。3社は、物流業界が直面する「2024年問題」による輸送力不足に対応するべく、鮮度維持を重視した特産品の空陸一貫輸送に取り組んでいく。

 JALの高速輸送力と、ルーフィの3温度帯による品質管理輸送を組み合わせ、さらにJ-AIRの地域間を結ぶきめ細かなネットワークが加わることで、シームレスなドアツードア輸送を実現。これにより、顧客のニーズに応じた特産品の高鮮度輸送が可能となり、地域事業者とお客様の結びつきを深め、地域活性化へとつながることが期待される。対象商品は当日輸送が可能で航空輸送制限外の特産品で、5営業日前までに輸送日等が確定しているものとなる。

 物流におけるこの社会課題に対し、JALとルーフィの高速・高鮮度輸送の強みを最大限に発揮することで解決を図っていく。発注は専用フォームから受け付け、ルーフィが「ハコJET」輸送を手配する。両社は引き続き、地域事業者とお客様をつなぎ、地域活性化に寄与するとともに、物流分野の課題解決に尽力していく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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