【株式市場】日経平均は258円安となり反落、米FOMCの結果発表を前に様子見

◆日経平均は3万8876円71銭(258円08銭安)、TOPIXは2756.44ポイント(20.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億127万株

 6月12日(水)後場の東京株式市場は、米金融政策決定会合FOMCの結果が日本時間の深夜から未明に判明するとあって、引き続き様子見姿勢が強いとされ、ソニーG<6758>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)は一段軟調になり三井不<8801>(東証プライム)や三菱商事<8058>(東証プライム)なども軟調に推移した。中で、TDK<6762>(東証プライム)は一段と上げて米アップル社の生成AI開発とこれを搭載した次世代「iPhone」への期待が継続。ファナック<6954>(東証プライム)も一段と上げスマホのボディ製造システムなど連想の様子。三菱重<7011>(東証プライム)は徐々に下げ幅を縮めた。日経平均は前引けから50円ほど持ち直して261円安で始まり、14時半頃まで緩慢だがジリジリ値を戻し、大引けも下げ幅200円台で反落となった。

 後場は、ディスコ<6146>(東証プライム)が一段と出直りを強め、半導体関連株が高安混在の中でセクター妙味大の見方。梅の花<7604>(東証スタンダード)は13時に発表した4月決算予想の大幅な増額修正を受けて急動意。Abalance<3856>(東証スタンダード)は中盤にかけて一段と上げソーラーパネルのリサイクル促進との政府方針など材料視。サンバイオ<4592>(東証グロース)は14時頃から急伸してストップ高となり期待の新薬候補が薬事審の検討項目に採り上げられたとの報道に急反応。

 東証プライム市場の出来高概算は15億127万株(前引けは7億6705万株)、売買代金は3兆3653億円(同1兆6452億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は619(前引けは688)銘柄、値下がり銘柄数は954(同884)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けと同じく2業種(石油石炭、鉱業)のみの値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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