センコー、タイミーとスポットワーカーを活用した物流センター実証実験を開始、人手不足解消と働き方の多様化を目指す

■2030年を見据え、若年層や女性など幅広い人材の活躍を促進

 センコーグループホールディングス<9069>(東証プライム)のセンコーは6月12日、タイミー(本社:東京都港区)と2024年6月から、印西・浦和エリアでスポットワーカーを中心とした物流センター運営の実現に向けた実証実験を行うことに合意したと発表。この取り組みは、日本全体が抱える「人手不足」の解消と労働者が「働きたい時に働ける」環境作り、働き方の多様化を目指すもの。

 実証実験では、センコーの物流センターでの煩雑な物流作業をDX化し、ロボティクス技術などによる標準化を進める。また、タイミーのスキマバイトサービスを活用し、幅広い層のスポットワーカーを中心に物流センターを運営するスキームを実施。2030年を見据え、人手不足の課題解決の一環として、物流の効率化に向けた若年層や女性などの多様な人材の活用・育成を目指していく。

 センコーの代表取締役社長、杉本健司氏は「物流業界の人手不足が深刻化する中で、経済の血液ともいえる物流の維持が困難になる未来が予測される。今回のタイミーとの連携により、時間帯に応じた多様な働き手を活用し、持続可能な物流センターの実現を目指していく」とコメントした。タイミーの代表取締役、小川嶺氏も「物流業界における労働力移動を促進し、積年の問題解決に取り組む」と述べた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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