ベステラは累進配当の導入など好感され大きく上げた後も堅調続く、2025年1月期より適用

■配当性向40%を目安としDOE3.5%以上を目安に累進的に配当

 ベステラ<1433>(東証プライム)は6月26日、1025円(11円高)まで上げた後も堅調に売買され、3日続伸基調となって再び出直りを続けている。6月7日に株主還元方針の変更(累進配当の導入)について発表し、翌日に10%高と大きく上げて2カ月半ぶりに1000円台を回復した。その後は小動きを続けているが1000円台で底堅く、地合いの強さが言われている。

 株主還元方針の変更(累進配当の導入)では、「将来に向けての事業展開に伴う設備等の成長投資を推進し、事業基盤を強化するとともに、企業価値向上のための必要な内部留保を確保しつつ、財政状態、経営成績、その他の経営全般を総合的に判断したうえ、累進配当を継続的に実施していくことを基本方針とする」とし、「配当性向は40%を目安とすることに加え、株主資本(除くOCI)を基準としたDOE(株主資本配当率)3.5%以上を目安に累進的に配当するものとする」とした。2025年1月期より適用する。

 同社の配当は、株式を上場した2016年1月期より2024年1月期まで9年間、普通配当について減配せず、そのうち3回は増配を実施してきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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