TOPPANホールディングスが上場来高値を更新、PBR向上等への期待強く空港での翻訳対応透明ディスプレイ実証実験など材料視

■次世代半導体用部材やリチウムイオン二次電池用材などにも期待

 TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)は7月3日、続伸基調となり、午前10時にかけて4635円(48円高)まで上げ、2日続けて上場来の高値を更新している。7月2日付で翻訳対応透明ディスプレイ『VoiceBiz UCDisplay』を活用した実証実験を日本航空<9201>(東証プライム)と行うと発表し、注目されている。PBR(株価純資産倍率)は1倍少々の水準のため、引き続き東証が求めるPBR向上に向けた施策などが期待されている。

 株価は次世代半導体製造用の接続部材「インターポーザー」の開発を発表した6月11日あたりから動意を強めており、ニュース発表が多岐にわたるだけに、6月21日に発表したリチウムイオン二次電池用材のスウェーデンでの合弁会社などに期待する様子もあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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