日経平均1000円安、急激な円高を受け急反落、ただ年初から9000円近く上げており「小幅安」の見方も

銘柄 下げる

■米消費者物価指数を受けて円急反発、指数発表に合わせて為替介入の観測も

 7月12日午前の東京株式市場では、日経平均が急反落となり、午前9時56分には1026円05銭安(4万1197円97銭)と下げ幅が1000円を超え、今年4月19日の1019円安以来の下げ幅となっている。

 米国11日発表の6月CPI(消費者物価指数)を受けて円相場がNY市場で一転、円高方向に振れ、東京市場11日の夕方に比べ3円超も円高の1ドル158円台に入ったことなどが売り材料視されている。米CPI発表後に日本の通貨当局による為替介入が行われたとの観測も出ている。

 ただ、日経平均は11日までで終値の最高値を3日連続更新し4万2224円まで上げた。取引時間中の最高値は5日連続更新し4万2426円まで上げた。23年12月末の3万3464円から半年で9000円近く上げており、株式市場関係者の中には、1000円程度の下げでは大幅安に入らないとの受け止め方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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