【株式市場】日本郵政が高値を更新して雰囲気明るくなり約3ヵ月ぶりの高値

株式

◆日経平均の終値は1万9691円39銭(20円13銭高)、TOPIXは1595.32ポイント(5.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億3534万株

チャート13 11日後場の東京株式市場は、中国の10月の小売売上高、鉱工業生産指数がともに14時30分頃に発表とされ、昨日から2日続けて軟調な上海総合指数の動向などを気にする様子があったが、日本郵政<6178>(東1)が上場来高値に進んだため雰囲気が明るくなり、日経平均は14時頃に前場の高値を上回って52円86銭高(1万9724円12銭)まで上げる場面があった。取引時間中の1万9700円台は8月21日以来、約3ヵ月ぶりの高値。主な株価指数はすべて高くなった。

 日本郵政<6178>(東1)が郵便局の土地活用期待や国際株価指数採用期待などから後場高値を更新し、トーヨーカネツ<6369>(東1)は株主還元拡充策などが好感されて前後場とも終日、東証1部の値上がり率1位。新日本建設<1879>(東1)は14時の増額発表など好感してストップ高。9月17日上場の電子雑誌出版などのブランジスタ<6176>(東マ)は10日発表の前9月期決算屋今期見通しが好感されてストップ高となり、菊池製作所<3444>(JQS)は厚労省が介護ロボットなどを医療機器として認定の方針と伝えられてストップ高。CYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>(東マ)は年初来の高値に接近。

 東証1部の出来高概算は21億3534万株(前引けは10億7292万株)、売買代金は2兆4447億円(同1兆1495億円)。1部上場1912柄のうち、値上がり銘柄数は1243(同1064)銘柄、値下がり銘柄数は557(同694)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は20業種(前引けは19業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、繊維製品、不動産、小売り、食料品、空運、水産・農林、建設、などとなった。

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