東邦亜鉛がストップ高、第1四半期決算の大幅な黒字転換など好感

■前年同期に損失を計上した海外の鉱山がプラスまたはゼロに好転

 東邦亜鉛<5707>(東証プライム)は8月13日、買い気配で始まり、気配値のままストップ高の791円(100円高、14%高)に達している。前取引日・9日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が各利益とも前年同期比で大幅な黒字に転換し、がぜん注目再燃となっている。

 第1四半期は、資源セグメントで前年同期に損失を計上していたラスプ鉱山とアブラ鉱山の損益が若干のプラスまたはゼロに好転した上、製錬セグメントでは金属価格上昇と円安により損益が改善し、環境・Rセグ、電子部材・機能材料セグメントも増益となった。連結売上高は前年同期比11.5%増加し、営業利益は35.4億円となり前年同期の17.7億円の赤字から大幅に黒字化した。今期・2024年度の連結業績見通しについては、事業再生計画がまとまり次第、あわせて公表する予定とした。事業再生計画については、「新たなリサイクル事業として今年度に廃リチウムイオンバッテリーリサイクルビジネスを開始予(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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