【株式市場】日経平均は265円安、後場円高進み33業種のうち値上がりは5業種にとどまる

◆日経平均は3万6391円47銭(265円62銭安)、TOPIXは2597.42ポイント(23.34ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億8430万株

 9月6日(金)後場の東京株式市場は、米金利先物が低下しているとされてドル安・円高が再燃し、取引開始後にブリヂストン<5108>(東証プライム)が軟調に転じファナック<6954>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)は一段ジリ安など、弱含む銘柄が増える印象になった。しかも、円高を好感するはずのニトリHD<9843>(東証プライム)もダレ模様になり、「休むも相場の局面」との見方も。中で、味の素<2802>(東証プライム)は一段ジリ高となり、花王<4452>(東証プライム)は前場の上げ幅を保って推移し、ディフェンシブ銘柄が堅調。資生堂<4911>(東証プライム)も堅調。日経平均は13時頃にかけて再びジリ安となり、14時半頃に421円48銭安(3万6235円61銭)まで下押し、大引けは265円安で4日続落となった。

 後場は、ラウンドワン<4680>(東証プライム)が一段高で始まり昼前に発表した8月の既存店売上高8.6%増など好感。アドバネクス<5998>(東証スタンダード)はワクチン注射器用精密バネ好調の見方で前場ストップ高のまま大引けまで買い気配。パスコ<9232>(東証スタンダード)はセコムと伊藤忠商事による共同TOBを受けて終日ストップ高買い気配。ミライアル<4238>(東証スタンダード)は一段高となり業績予想の増額修正を好感。スペースマーケット<4487>(東証グロース)は後場一段と上げて2日連続ストップ高となり、東急グループの貸室情報も掲載などの拡大を好感。カラダノート<4014>(東証グロース)はメドレー<4480>(東証プライム)との協業が好感されて急伸し一時ストップ高。Unipos<6550>(東証グロース)は事業承継前後の企業に特化した新サービスに期待強まりストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億8430万株(前引けは8億2873万株)、売買代金は3兆8553億円(同1兆9116億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は433(前引けは622)銘柄、値下がり銘柄数は1163(同956)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは15業種)が値上がりし、電力ガス、倉庫運輸、小売り、その他製品、食料品、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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