三菱電機、多言語翻訳サイネージで生産現場の言語の壁を解消

■多様な国籍の従業員が朝礼を理解しやすくなる

 三菱電機<6503>(東証プライム)は9月10日、外国籍従業員との円滑なコミュニケーションを実現する「翻訳サイネージ」システムを開発したと発表。このシステムは、工場の朝礼などで多言語を同時表示し、正確な内容を伝達できる。主な特長は、多言語での同時表示、翻訳精度向上機能、スマートフォンでの遠隔操作である。

 群馬工場での実証実験では、外国籍従業員の91%が「朝礼が分かりやすくなった」と回答し、品質向上やモチベーション向上につながった。システムは17言語に対応し、折り返し翻訳や専門用語辞書機能により翻訳精度を高めている。

 今後、三菱電機は社内導入を進め、2025年度以降の事業化を目指す。また、朝礼以外の場面でも活用できる新たな生産現場向けソリューションの開発を継続し、外国籍従業員との言語の壁をなくし、安全・品質の担保と円滑なコミュニケーションの実現に貢献する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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