マーチャント・バンカーズが糖尿病治療薬開発などで滋賀医科大学と産学連携

マーチャント・バンカーズ

■創薬ベンチャーを設立し創薬化を前提に研究や臨床実験などを推進

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東1)は1月4日、国立大学法人・滋賀医科大学(上本伸二学長、滋賀県大津市瀬田)と産学連携のプロジェクトとして糖尿病を完治する治療薬の研究開発に取り組むために、共同研究講座を設置することにかかる検討を開始することについて、基本合意した。同日15時30分に同社が発表した。

■すでに愛媛大学発ベンチャー企業のがん治療機器開発などを支援中

 発表によると、同社は長年、投資会社として、医療分野での産学連携事業に積極的に取組んでおり、(1)愛媛大学医学部附属病院で、入院患者向けにホテルテイストの病院給食を提供する事業、(2)愛媛大学発ベンチャーで、熱によりがんを治療する方法を研究し、医療機器の開発に取り組む株式会社アドメテックへの資本参加並びに事業支援、などを行っている。

 一方、滋賀医科大学は、1974年に開学した国立大学で、滋賀県内唯一の医科大学として、地域医療への貢献とともに、特色ある医学・看護学教育による世界に発信する研究者の養成を、基本理念として掲げている。その中で、糖尿病や再生治療研究の第一人者である小島秀人教授を研究開発責任者として、(1)糖尿病を完治させる治療薬の開発、(2)細胞標的化技術、などの研究を行っている。

 糖尿病を完治させる治療薬の開発では、糖尿病を慢性化させている原因細胞を発見し、また、その細胞を排除することができる治療薬並びに治療方法を発見し、これを実用化するための研究を進めている。また、細胞標的化技術では、生物のほぼすべての細胞それぞれに、7つのアミノ酸が結合してできる、約13億通りの「ペプチド」について、データベースを完成した。さらに、このデータベースにより目的の細胞を特定し、その細胞だけに、必要な物質を届けることを可能にする技術を開発した。この画期的な技術は、環境を汚染しない農薬、養殖魚介類の疾病予防や、副作用のない抗がん剤開発、アルツハイマー病などの遺伝子治療など、幅広い分野への応用の可能性を意味するものである。本研究の内容に関しては、国際特許を含めて、9件を特許出願済み。

 同社は、医療分野での産学連携事業の一環として、滋賀医科大学と提携して本研究への取組みに賛同し、具体的には、事業推進主体となる法人(創薬ベンチャー)を設立し、必要な人材や資金、外部のパートナーをこの創薬ベンチャーに集め、創薬化を前提に、研究や臨床実験を進めていくこととした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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