JR東日本、2028年度から上越新幹線で世界初となる自動運転開始へ

■2028年度から営業運転開始、安全性と効率性を大幅向上

 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)は9月10日、2028年度から上越新幹線でドライバレス運転の導入を開始すると発表。社会環境の変化に対応するため、グループ経営ビジョン「変革2027」の一環として実施される。世界初となる新幹線のドライバレス運転は、安全性・輸送安定性の向上や省エネルギー効果が期待されている。

 導入は段階的に行われ、2028年度に長岡駅~新潟新幹線車両センター間で自動運転(GOA2)を開始し、2029年度には新潟駅~新潟新幹線車両センター間の回送列車でドライバレス運転(GOA4)を導入する。2030年代中頃には、東京駅~新潟駅間の営業列車でドライバレス運転(GOA3)の実現を目指していく。

 JR東日本は様々な研究開発を進めており、最適な運転パターンで運行する装置や、列車の異常な振動を検知する機能などを開発中。これらの技術を活用し、将来的には北陸新幹線や東北新幹線にも自動運転の導入を検討している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る