国内初となる4本フォークタイプのトラック荷役対応自動運転フォークリフトがコカ・コーラ工場で実証実験へ

■人手不足解消へ、夜間作業も自動化

 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>(東証プライム)グループのコカ・コーラ ボトラーズジャパンと豊田自動織機<6201>(東証プライム)は9月10日、国内初の4本フォークタイプのトラック荷役対応自動運転フォークリフトの実証実験を開始したと発表。この技術により、フォークリフトの運転とトラックへの積み込み作業の完全無人化が可能となる。両社は2024年12月以降の白州工場倉庫での実稼働を目指し、検証を重ねている。

 同自動運転フォークリフトは、自己位置検知・誘導用のインフラを必要とせず、AIと3D-LiDARを活用してトラックやパレットの位置を把握し、走行経路を自動生成する。これにより、トラックの停車位置が一定でない状況下でも自動荷役が可能となり、有人作業と同等の積載効率を実現する。

 この取り組みは、物流業界の人手不足や効率化の課題解決を目指すもの。実証実験の結果を踏まえ、両社は物流業務の自動化や効率化を通じて、社会課題の解決に貢献していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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