JX石油開発、日本郵船、KNCCの3社、共同で開発したCO2液化の新技術の実証実験に成功

■常温昇圧方式でエネルギー消費量を最大20%削減

 JX石油開発、日本郵船<9101>(東証プライム)、Knutsen NYK Carbon Carriers AS (クヌッツェン・エヌワイケイ・カーボン・キャリアーズ、KNCC)の3社は、2024年8月28日に常温昇圧(EP)方式を活用したCO2液化・貯蔵プロセスの実証実験を実施したと発表。同プロセスは、KNCCが開発した「LCO2-EP Cargo Tank」技術を基盤とし、ジュール・トムソン冷却方式を採用している。実験では、パイプライン輸送を想定したCO2の液化と貯蔵タンクへの移送に成功し、技術成熟度レベル(TRL)6を達成した。

 同技術の特徴は、従来方式と比較して最大2割程度のエネルギー削減が見込まれること、および設備のシンプル化・コンパクト化が可能なことである。これにより、CCS(二酸化炭素回収・貯留)やCCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)のバリューチェーンにおけるコストと敷地面積の削減が期待される。さらに、設備のモジュール化や浮体化も検討可能であり、様々な環境への適用が見込まれる。

 3社は今後、同プロセスの実装および普及に向けて連携を継続。実証実験の詳細結果については、今後のカンファレンス等で発表される予定である。この技術革新により、CCSの社会実装に向けた取り組みが加速し、地球温暖化対策への貢献が期待される。同プロジェクトは、産業界における脱炭素化技術の進展を示す重要な一歩となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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