【株式市場】日経平均は1910円安と急反落、後場一段と円高進み一時下げ幅2000円に

◆日経平均は3万7919円55銭(1910円01銭安)、TOPIXは2645.94ポイント(95.00ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し26億5万株

 9月30日(月)後場の東京株式市場は、円相場が引き続き1ドル142円台の大幅な円高で推移し、中盤からは同141円台へと一段高となったことなどを受け、日経平均は1909円安(前引け比60円安)で始まり中盤から一段ジリ安となり一時2000円安の場面があった。中で、自民党・石破新総裁が唱える「防災省」関連のホーチキ<6745>(東証プライム)や「地方創生」関連で鳥取銀行<8383>(東証スタンダード)などの地銀などが上げ、日銀の独立性を重んじる姿勢から三井住友FG<8316>(東証プライム)などのメガバンクも値上がりしたまま堅調だった。一方、半導体株や不動産株には日経平均を上回る下落率の銘柄が目立った。

 後場は、楽天銀行<5838>(東証プライム)が14時過ぎから急激に値上がりしカード会社とみずほFG<8411>(東証プライム)グループとの提携報道など材料視。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東証プライム)は発行株数の5%規模の自社株買いが好感されて活況高を継続。鳥取本社のトミタ電機<6898>(東証スタンダード)、自治体広報・PR支援のサイネックス<2376>(東証スタンダード)は「地方創生」関連で活況高。ムサシ<7521>(東証スタンダード)は解散総選挙迫るとされ高値更新。地域情報のフューチャーリンク<9241>(東証グロース)、イシン<143A>(東証グロース)は急伸しストップ高。農業生産者と直結事業の雨風太陽<5616>(東証グロース)もストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し26億5万株(前引けは11億7018万株)、売買代金は6兆1216億円(同2兆6339億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は130(前引けは181)銘柄、値下がり銘柄数は1505(同1439)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けと同様に銀行1業種の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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