JESCOホールディングスがストップ高、8月決算の営業利益2.7倍に急拡大、今期も5%の増加を見込む

■政策保有株式等の売却も進め資本効率の向上に期待強まる

 JESCOホールディングス<1434>(東証スタンダード)は10月16日、買い気配の後ストップ高の867円(150円高、21%高)で始値をつけ、そのまま買い気配を続けて急激な出直り相場となっている。首都圏と関東地区を中心に電気通信工事のなどを行い、15日の15時に発表した8月決算(2024年8月期・連結)の売上高が前期比33.3%増加し、営業利益は同2.7倍に急拡大したことなどで注目が集中した。今期・25年8月期の連結業績予想も営業利益を57.4%増とするなど大幅な拡大を想定している。

 24年8月期は、前年度に行った国内2社のM&Aにより、資格保有者が大幅に増加し、各事業の推進に寄与した。特別利益として、JESCO高田馬場ビル売却に伴う譲渡益や、資本効率向上に向けた政策保有株式等の売却による投資有価証券売却益も計上した。ベトナムでの空港施設関係の大型受注も進展し、受注高は前期比25.1%増加した。今期・25年8月期の連結業績予想は、売上高を21.6%の増加、営業利益を同57.4%の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.7%の増加とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全産業の営業利益11.6%増:半導体関連が成長を後押し  東洋経済新報社が発表した『会社四季報 …
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■「住み続けたい街」全国1位は葉山町!魅力的な自治体が続々登場  大東建託<1878>(東証プライ…
2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■トランプ政権と金融政策に影響されない銘柄の選別法  昨年IPOされた86銘柄には、リベンジ相場と…
  2. ■株主価値向上を目指すIPO市場の課題  IPO(新規株式公開)市場は、2024年12月27日の2…
  3. ■治療薬から除雪機器まで、冬季関連企業に注目  今週の当コラムは、個人投資家が対処しやすいインフル…
  4. どう見るこの相場
    ■インフルエンザ・大雪・トランプ…投資家は今、何をすべきか  『今、そこにある危機(Clear a…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る