JPホールディングスが上値を指向、子育て支援で自治体と連携、「地方創生・活性化」関連銘柄としても注目集まる

■子育て関連銘柄の最大手、保育所の「多機能化」などでも注目

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は10月16日、741円(21円高)まで上げた後も730円をはさんで売買され、4取引日前につけた2013年以来の高値772円に向けて再び上値を指向している。保育園205園など320の子育て施設を運営(2024年6月末時点)する子育て関連銘柄の最大手で、業績は好調。10月初に「茨城県境町と子育て支援に関する協定を締結」と発表し、「地方創生・活性化」の政策に関連する銘柄としても注目されている。また、こども家庭庁は過疎地を含む地域の保育所の「多機能化」を支援する方針と伝えられていることなどを受けて注目を強める様子もある。

 茨城県境町との協定は、相互の連携を強化し、双方の資源を有効に活用した協働による活動を推進することで、一層の地域活性化及び子育て支援の充実に寄与することを目的として、包括連携協定を締結した。一方、「こども家庭庁は25年度予算の概算要求で、保育の多機能化への支援を新たな政策に盛り込んだ。保育所などが保育以外の事業に取り組む際の費用を補助する(日本経済新聞10月8日付朝刊)と伝えられたことなどを受け、事業のさらなる拡大につながるとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る