ステラファーマが急騰、中国BNCT治療を実臨床で開始、海南島医療特区で初症例

■海南BNCTセンターで頭頸部癌治療開始、中国展開が本格化

 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は3月23日、中国・海南島医療特区の鵬博(海南)BNCTセンターにおいて、3月19日に頭頸部癌患者へのBNCT治療の初症例が実施されたと発表した。ホウ素医薬品「ステボロニン」の供給とともに、住友重機械工業の治療システム「NeuCure」を組み合わせた治療が、中国の規制緩和制度を活用し実臨床として開始された。2022年の基本契約締結以降、現地パートナーと準備を進め、台風被害による遅延を経て2026年2月に開院、同月以降に治療体制を整備した。

 今後は日本で承認済みの局所進行・再発頭頸部癌を対象に治療を展開し、中国では年間約14万人の患者が見込まれる市場への本格進出を図る。実臨床データは中国本土での承認申請にも活用可能であり、適応拡大が進めば対象疾患も広がる見通しだ。同社は海南島医療特区を足掛かりにBNCTの中国展開を加速させ、海外での社会実装を進める。なお、2026年3月期業績への影響は軽微としている。

■株価急騰、年初来高値更新

 株価は92円高の697円と上昇し、703円の年初来高値を更新した。出来高は404万株超と急増し、短期資金の流入が顕著である。中国でのBNCT治療開始など海外展開の進展が材料視され、成長期待が再燃した。信用売残ゼロで需給は引き締まり、上値追いの展開となった一方、PBR8.8倍と割高感も意識されやすい局面にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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