マルマエが再び出直り強める、今期業績急増の見込みで台湾IT19社の業績好調も好感

■AI需要を受け半導体製造装置の中枢部品など好調

 マルマエ<6264>(東証プライム)は10月17日、再び出直りを強める相場となり、8%高の1696円(123円高)まで上げた後も堅調に売買されている。半導体製造装置などの中枢部品である真空パーツや各種高精度パーツを開発製造。11日に発表した8月決算(2024年8月期)で今期・2025年8月期の業績予想を売上高60.0%増、営業利益10.2倍とするなど急回復の見込みとして注目を集めたのに続き、17日は、「台湾IT19社、14%増収、9月、AIサーバー関連好調」(日本経済新聞10月17日付朝刊)と伝えられ、需要波及の期待が強まっている。
 
 11日に発表した8月決算では、半導体製造装置向けの見通しについて、「AI需要の活況に関連しロジックファウンダリやDRAM向けが継続しながら、NAMD向けの投資も再開していく見通し」(決算短信より)とした。また、FPD(フラットパネル・ディスプレイ)分野向けについては、「IT機器向けG8 OLED(第8世代の有機EL)の設備投資拡大などを受け、生産平準化のため前倒しして生産開始。1年以上は高水準見通し」(決算説明資料より)とした。その他分野では「新型太陽電池装置の試作品受注」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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