能美防災が上場来高値を更新、業績予想の大幅増額を受け注目再燃

■第2四半期の営業利益は前回予想を71%上回る見込みに

 能美防災<6744>(東証プライム)は10月25日、再び上値を追う相場となり、8%高の3030円(229円高)まで上げて約4週間ぶりに上場来の高値を更新している。24日の15時に第2四半期(中間期)の連結営業利益の予想を前回予想比71%増に見直すなど、業績予想の大幅な増額修正を発表し、注目再燃となった。4週間前は石破新首相の防災庁設置方針などが好感されていたが、新たに業績面での期待が加わる形になった。

 第2四半期(中間期、2024年4~9月・累計、連結)は、期初時点の受注残高が全般的に高水準であった中、さらに市場環境が堅調に推移した上、計画的に取り組んだ価格改定が奏功したことなどから売上原価率が改善、などとし、5月に開示した前回予想に対し、売上高は4.4%引き上げ、営業利益は同71.4%、中間純利益は同66.7%引き上げた。また、25年3月期通連結業績予想も営業、経常利益を同15%引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.0%引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る