【株式市場】前場の日経平均は276円安、引き続き「トランプ関税」の影響が不透明で様子見姿勢

◆日経平均は3万8165円85銭(276円15銭安)、TOPIXは2666.58ポイント(22.97ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億5019万株

 11月27日(水)前場の東京株式市場は、「トランプ関税」の影響が昨26日に続いて意識され、NYダウの連日最高値と逆行する形になり、日経平均は114円安で始まった後も軟調で午前11時に379円23銭安(3万8062円77銭)まで軟化し、前引けも下げ幅200円台だった。自動車、機械、海運などが下げ、大手商社株も軟調。一方、26日に事業戦明会を開催とされたTDK<6762>(東証プライム)や保有株の売却を発表した京成電鉄<9009>(東証プライム)などが高く、セブン&アイHD<3382>(東証プライム)もヨーカ堂事業などを大手商社が買収の意向との報道など受け高い。

 ダイドーグループHD<2590>(東証プライム)が急伸し第3四半期決算など好感。ジャノメ<6445>(東証プライム)は27日から4日間の展示会出展やPBR1倍未満の向上策への期待などで一段高。Abalance<3856>(東証スタンダード)はストップ高となり米国での太陽光パネル生産など好感され2日連続大幅高。ソケッツ<3634>(東証スタンダード)は2日連続一時ストップ高となり所属アーティストとホリプロとの業務提携を連日好感。かっこ<4166>(東証グロース)も一時ストップ高となり不正注文検知サービスの導入成果に注目再燃。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5019万株、売買代金は2兆1251億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は203銘柄、値下がり銘柄数は1418銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、医薬品、その他製品、サービス、小売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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