【株式市場】前場の日経平均は160円高、安く始まったが中盤から半導体株高など受け一気に上げる

◆日経平均は3万8295円13銭(160円16銭高)、TOPIXは2679.96ポイント(14.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億4187万株、

 11月28日(木)前場の東京株式市場は、円高などを受け、日経平均は取引開始直後に333円35銭安(3万7801円62銭安)まで下押したが、中盤から米国の対中半導体規制に関する報道を受けて東京エレク<8035>(東証プライム)などが上げたため一気に246円56銭高(3万8381円53銭)まで上げ、前引けも堅調だった。ニッスイ<1332>(東証プライム)など水産株が高く、円高の割にホンダ<7267>(東証プライム)や日本製鉄<5401>(東証プライム)なども高い。

 通期業績予想を下方修正したカシオ<6952>(東証プライム)が大きく上げ、不正アクセスによる一時的な影響の見方。株式売り出しで下げていたサンリオ<8136>(東証プライム)は急反発。アーバネットコーポ<3242>(東証スタンダード)は株主優待の導入が好感され急伸し一時ストップ高。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)はクレカ不要で決済できるオールインワンプラットフォーム完成が材料視され急伸。

 新規上場のククレブ・アドバイザーズ<276A>(東証グロース)は1250円(公開価格950円の32%高)で初値をつけ、1324円(同39%高)まで上げたが前引けは1243円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億4187万株、売買代金は2兆1640億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1139銘柄、値下がり銘柄数は452銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、鉱業、水産農林、電力ガス、その他製品、鉄鋼、ゴム製品、パルプ紙、陸運、その他金融、証券商品先物、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る