【この一冊】新刊「博報堂のすごい雑談」発売!雑談が創出するアイデアの秘密に迫る

■オンライン会議で活きる!効果的な雑談のテクニック

 博報堂DYホールディングス<2433>(東証プライム)グループの博報堂で企業のブランド戦略やマーケティング戦略の策定・実行支援を専門とする岡田庄生氏が、『博報堂のすごい雑談』を出版した。同書は、かつて「無駄」とされてきた雑談が、実はアイデア創出の極めて重要な手法であることを明らかにしている。ある大学研究グループの分析によれば、博報堂の会議では、雑談が斬新なアイデアを生み出す源泉となっていることが判明した。

 同書では、社内に暗黙知として蓄積されてきた雑談のメカニズムを初めて体系化し、効果的な雑談の進め方や聞き方のコツを丁寧に解説している。オンライン会議の普及により対話の機会が減少する中、いかにして創造的な対話を生み出すかという現代的な課題に正面から取り組んでいる。特に「打ち合わせで活発な議論が生まれない」「アイデアが出てこない」といった組織の悩みに対する具体的な解決策を提示している。

 著者の岡田氏は、博報堂で企業のブランド戦略立案を支援するブランドコンサルティング局の部長であり、博士号も持つ。本書は、2017年に発刊された『博報堂のすごい打ち合わせ』を大幅に改訂したもので、208ページ、定価1,650円(税込)でSBクリエイティブから発売されている。組織における対話の重要性を再定義し、イノベーションを生み出すコミュニケーション手法を示唆する、時代を先取りした一冊である。

『博報堂のすごい雑談』

・著者:博報堂 ブランドコンサルティング局 岡田庄生
・仕様:四六判 208ページ
・定価:1,650円(税込)
・発行:SBクリエイティブ
・発売日:2024年11月28日
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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