【2025年移住希望地ランキング】移住相談が初の7万件超、群馬県が窓口・セミナー両部門で頂点

■猛暑・住宅高騰が移住需要を押し上げ

 公益社団法人ふるさと回帰・移住交流推進機構は2月24日、2025年の「ふるさと回帰支援センター・東京」における移住希望地ランキングを発表した。窓口相談者部門では群馬県が2年連続で首位を獲得し、2位は栃木県(前回3位)、3位は長野県(前回4位)となった。セミナー参加者部門でも群馬県が3年連続で首位に立ち、2位は長野県、3位は和歌山県だった。2025年の移住相談件数は73,003件と初めて7万件を突破し、前年比18.3%増で5年連続の過去最多を更新した。

■群馬県が相談・セミナー両部門で頂点

 窓口相談で2年連続首位の群馬県では、前回の首位獲得によるメディア露出増を背景に、移住検討初期段階での来訪や出身者からの相談が増加した。相談の中心は都内通勤を前提とする30代の子育て世帯で、都市部の家賃高騰を受けた物件探しが目立つ。2025年夏以降は生成AIで地域を勧められセンターを訪れる相談者が急増するなど、情報収集の入り口も多様化した。山本一太知事のリーダーシップのもと全35市町村が同機構の支援会員となり、「オールぐんま暮らしサポートチーム」による受け入れ体制の充実が実を結んだ。

■栃木・長野が躍進、各県独自の戦略が奏功

 2位の栃木県は、オーダーメイド型の「移住促進コンシェルジュ」制度の定着が成果を上げ、県内全市町参画の相談会開催により検討の裾野が県全体に広がった。特筆すべきは女性相談者の増加で、結婚支援と移住を融合させた「移住婚」ブースの出展など独自施策が奏功。来年度には「人口未来課」を新設する予定だ。3位の長野県はセンターブース設置10周年を迎え、相談員を3名体制に増員。住宅コストを重視する20代の相談増加や、就農・教育移住への関心の高まりが際立った。

■理事長が語る移住潮流の変化

 高橋公理事長は「記録的な猛暑や住宅価格の高騰が地方移住への関心を後押しした」と分析し、地方移住は「人生をより良くするひとつの選択肢」として定着しつつあると強調した。秋に開催した「ふるさと回帰フェア2025」には過去最多の3万人超が来場。同機構は相談件数の増加にとどまらず、移住者が地域課題の解決を担う「地域づくり」のプロセスそのものを重視する姿勢を示した。同調査は2009年から毎年実施されており、今回が17回目。有効回答数は27,242件だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■特殊な無線技術で高感度化、動物実験で市販測定器と高い一致  早稲田大学と山口大学の研究グループは…
  2. ■2019年以来の来日、K-POP史上最多規模の単独ツアー  21世紀のポップアイコン・BTSが、…
  3. ■開園から42年266日、2パーク合計で大台到達  オリエンタルランド<4661>(東証プライム)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  2. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…
  3. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  4. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …
  5. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  6. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る