富士フイルムHDが出直り強める、半導体材料事業を内外で拡大、米NASDAQの最高値もアト押し

■熊本や韓国の拠点を拡充、AI向け半導体の需要拡大に対応

 富士フイルムHD(富士フイルムホールディングス)<4901>(東証プライム)は12月12日、続伸基調で始まり、取引開始後は3487.0円(62.0円高)まで上げて出直りを強めている。5日、「国内拠点への投資を加速し、半導体材料事業をさらに拡大」すると発表して注目された上、12日には「韓国に半導体材料の新工場棟、AI需要開拓」(日経電子版12月12日朝)と伝えられ、買い材料視されている。NY株式市場で半導体株が再び活況高となり、NASDAQ総合指数が初の2万ポイント台に乗ったことも買いをアト押ししている。

 半導体材料事業での国内投資加速は、熊本拠点で先端半導体材料CMPスラリーの生産能力を強化するなどで、AI向け半導体の需要拡大に伴うアジアでの需要増に対応する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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