日立、生成AIに「論理的思考」を!高度な意思決定を支援する新技術開発

■自然言語で高度な意思決定を支援、新規事業創出に貢献

 日立製作所<6501>(東証プライム)は12月11日、生成AIの論理的思考能力を強化する革新的な基本技術を開発したと発表。同技術は、複雑な意思決定を支援する新たな方法を切り開くものであり、自然言語での高度な思考能力を追求している。具体的には、新規市場への進出戦略や先端技術への投資戦略などの高度な課題に対応できる学習データを自動生成することに成功した。

 開発された技術は、多段階の思考ステップと数理論理学に基づく幅広い思考パターンを含むデータを自動生成する点に特徴がある。オープン方式を採用しているため、どの生成AIにも適用可能であり、論理的思考を追加学習で強化できる。最先端の生成AIでの検証結果では、論理推論能力が平均約9%、最大で30%向上したことが確認されている。

 この技術は、2024年12月10日から15日にカナダのバンクーバーで開催される人工知能分野最高峰の国際学会Neural Information Processing Systems(NeurIPS)で発表予定である。日立は、今後お客さまと連携しながら本技術をさらに進化させ、社会全般の複雑な課題解決を支援する生成AIの実現をめざしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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