大林組、天井照明型手術室「オペルミ」を大阪けいさつ病院に導入、専用タブレットで照明制御

■無影灯不要、手術環境を一新:従来の手術室の課題を解決

 大林組<1802>(東証プライム)と大阪国際メディカル&サイエンスセンターは12月20日、2025年1月開院予定の大阪けいさつ病院に、無影灯不要の天井照明型手術室「オペルミ」を導入すると発表。オペルミは、天井全面に無影灯機能を持たせた革新的な手術室であり、50基の自動シューティングライトと68基の導光板パネル照明により、無影環境を実現する。

 今回の導入にあたり、2つの主要な改良が実施された。一つ目は、導光板パネル照明への自動シューティングライトの取り付けであり、より深い術野まで効果的な照射を可能にした。二つ目は、専用タブレット端末による照明制御システムの導入で、照度調整や照明色の変更を迅速かつ柔軟に行えるようになった。

 オペルミは天井高の制約を受けないため、病棟各フロアへの設置や既存病棟への増設が容易である。また、建設時の階高を低く抑えられることでコスト削減も可能となる。今後は、アンギオ装置やロボット手術装置とのハイブリッド手術室への展開も視野に入れている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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