JPホールディングスが再び出直り強める、「保育所で学童も」などの政策を好感

■こども家庭庁が「学童待機に新たな受け皿」と伝えられ注目再燃

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は12月20日、次第に強含む相場となり、5%高の681円(33円高)まで上げた後も堅調に売買され、再び出直りを強めている。保育園を205園、児童館13施設、学童クラブは96施設など合計320施設を運営(2024年9月末)する子育て関連事業の最大手で、少子化対策など政府の重点政策が追い風になる銘柄。20日は、「学童待機、新たな受け皿、児童館・小学校に補助金、こども家庭庁、年度内に」(日本経済新聞12月20日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されている。また、19日には「保育所で学童も、地域課題対応で多機能に、こども家庭庁」(日経電子版12月19日夜)と伝えられ、同社株への連想を強める要因になった。

 業績は好調で、第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は、売上高が前年同期比6.6%増加し、営業利益は同34.6%増加、中間純利益は同51.7%増加した。3月通期の予想は全体に前回予想を継続したが、12月初旬にはSBI証券が目標株価を21円引き上げて921円に見直したと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る