TACは第2四半期業績予想の上方修正を発表したことで、一転増収増益予想

株式市場 銘柄

■出版事業が計画を上回る売上

 TAC<4319>(東1)は30日の引け後、第2四半期の上方修正を発表したことで、一転増収増益を見込む。

 第2四半期連結業績予想は、売上高は前回予想を3億26百万円上回る105億96百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は3億92百万円上回る10億52百万円(同33.5%増)、経常利益は3億89百万円上回る10億46百万円(同12.1%増)、純利益は2億30百万円上回る6億44百万円(同12.2%増)と増収増益を見込む。

 売上高については、出版事業において、出版業界の慣習にとらわれない様々な施策の結果が売上拡大に結び付いたことで、計画を上回る売上となった。

 利益面については、増収により営業費用の増加はあるものの業務の効率化などによる営業費用の削減により吸収したことで、営業費用は当初予想通りに抑制することができた。その結果、大幅増益となった。

 通期業績予想については触れていないが、通期の営業利益6億30百万円、経常利益5億94百万円、純利益3億75百万円であるので、第2四半期ですでに通期予想利益を大きく上回っている。11月4日の第2四半期決算発表が待たれる。

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