三井金属が次第高、キャリア付極薄銅箔の生産体制増強など好感、データセンターなどへの用途が増加

■1か月半ぶりに5000円台を回復

 三井金属<5706>(東証プライム)(1990年から呼称を三井金属に統一)は1月8日、次第高となり、午前10時40分にかけて8%高の5015円(379円高)まで上げ、約1か月半ぶりに5000円台を回復している。7日付で、「キャリア付極薄銅箔『MicroThin』生産体制の増強計画」と「『機能性液体事業化推進部』の設置について」の2件のリリースを発表しており、買い材料視されている。

 発表によると、生産体制を増強するキャリア付極薄銅箔「MicroThin」は、主に半導体パッケージ基板やスマートフォン用HDIプリント基板に使用されており、半導体パッケージ基板ではデータセンターや車載向けメモリー基板用途が増加している。また光モジュールや超高速インフラ用多層基板、超高速通信用フレキシブル基板などの新規用途への採用拡大により需要が伸長していくものと考えているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る