【株式市場】日経平均は121円安、日銀の利上げ観測などで前場一時516円安まで下げたが後場は復調

◆日経平均は3万8451円46銭(121円14銭安)、TOPIXは2679.42ポイント(8.89ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億5408万株

 1月17日(金)後場の東京株式市場は、前場の円高が鈍化した上、週明け20日のNY株式市場はキング牧師生誕記念で休場のため、前場一時516円安の過程で売り建てた先物などを買い戻す動きがあるとされ、日経平均は399円安で始まった後ジリジリ買回復し、大引けは121円安にとどまった。朝方を除いて安かった東京エレク<8035>(東証プライム)が下値を徐々にセリ上げて小高くなり、三菱重<7011>(東証プライム)や商船三井<9104>(東証プライム)は軟調だが下げ幅を徐々に縮小。安川電機<6506>(東証プライム)は一段ジリ高。セブン&アイHD<3382>(東証プライム)は証券会社の投資判断など受け中盤にかけて一段強含んだ。

 後場は、不二越<6474>(東証プライム)が一段と上げ今期の大幅増益予想など好感。太平洋セメント<5233>(東証プライム)も一段と上げ低PBR株を買う動きに加え中国事業の縮小と米国事業の拡大などの変身も材料視。大王紙<3880>(東証プライム)はPBR向上期待などで一段と上げ高値引け。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は固定資産の譲渡益など好感されて前後場とも終日買い気配のまま大引けストップ高。共同ピーアール<2436>(東証スタンダード)は後場一段と上げ1月決算への期待強まったもよう。SAPEET<269A>(東証グロース)はAI姿勢分析システムなど材料視されて一段と上げストップ高。テックポイント・インク<6697>(東証グロース)は台湾企業グループによる株式取得とグル-プ入りを受けて2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億5408万株(前引けは8億7277万株)、売買代金は3兆9481億円(同1兆9349億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は688(前引けは357)銘柄、値下がり銘柄数は890(同1222)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けは2業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、鉄鋼、石油石炭、ガラス土石、パルプ紙、電力ガス、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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