【株式市場】円安恩恵のパナソニックなど高いが個別物色中心で日経平均は上値重い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6834円13銭(121円44銭安)、TOPIXは1376.73ポイント(11.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億87万株

 19日前場の東京株式市場は、円安恩恵銘柄のパナソニック<6752>(東1)任天堂<7974>(東1)などが前引けにかけても堅調で、中国株式の堅調スタートもあり、日経平均は高下しながらも11時にかけて132円74銭高(1万7088円31銭)まで反発する場面があった。しかし、中国の9~12月GDP(国内総生産)が発表になりほぼ予想通りとされると次第に値を消し、前引けは121円44銭(1万6834円13銭)となった。主な株価指数では日経JASDAQ平均が小高い。

 NY市場がキング牧師デーで休場だったため材料株を個別にピックアップする様子があり、値上がりしたパナソニックも自動車のドアミラーの変わりに後方を映す映像システムの開発などの報道が材料視されたもよう。ファインデックス<3649>(東1)は12月決算の見込みを増額したことなどが好感されて急伸し、リボミック<4591>(東マ)は特許取得の発表などが好感されてストップ高。ガーラ<4777>(JQS)は韓国で人気急上昇とされるゲーム導入などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億87万株、売買代金は1兆337億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は609銘柄、値下がり銘柄数は1163銘柄となっている。

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